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ガチな恋活/婚活ドキュメント

デート

1人目:焼き鳥デート

2017/07/26

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1人目
出会い:アプリ/ペアーズ

年齢:25
場所:最寄り駅近くの焼き鳥屋/居酒屋
特記事項:看護師さん。会うまで顔が解らなかった。

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マッチングアプリや出会い系サイトなどではよく顔を出さないで登録している人が居る。
音楽に疎い僕には解らない黒いバンドTとスキニーを履いた首から下の写真の女性。
サブ写真は風景写真。
住まいも近いか解らない。

いいねを押そうとも思わないタイプの女性。

ベッドに入りながら見ていたらウトウトしてしまい、手が滑って「いいね」を押してしまった。

こういうことはよくある。
タップルやTinderでも間違って「いいかも」や「スーパーいいかも」にフリックしてしまったり。
まぁ、こちらが「いいね」を押しても相手に気がなければ成立しないし、
あらかじめ自分の住んでいる地域は記載しているので遠ければ成立しにくい。

その後、マッチしてしまい住まいや趣味といった情報を交換すると同じ市内ということが判った。
住まいが近いことで話がはずみ、LINEに。

写真が無い女性はLINEのアイコンやタイムラインでどんな人か解る場合が多い。
しかし、今回の女性は実家のペットの写真。
全く解らなかった。


LINE
では彼女が好きな音楽の話や、お酒の話をした。
最近、僕がちょっとだけ日本酒に興味を持ち始めたという話をしたら、彼女から焼き鳥屋さんに今度飲みに行こうという、かなりラフな感じで会うことに。

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この焼き鳥屋さんは日本酒の飲み比べセットというのがあって好きな銘柄を3種類選んで少ない量で飲めるそうだ。
ビール好きな彼女だが僕に合わせてそのお店に誘ってくれた。

実はペアーズでは既に複数LINEでやりとりしている女性がいた。
しかし、会うとなるとどうも自分に自信が無くて会えないことや、とりあえずマッチしたものの会いたいというほどの気持ちまでの人が居なかった。
また、お相手が遠すぎる場合も多く50キロ先に住んでいるという人も何人か居た。
煮え切らない僕のせいでそれらの人たちはLINEでダラダラとラリーをしてしまい申し訳なく思う。
もちろん、途中でFOされたりもした。

彼女は何人かマッチした人の中では後の方にマッチしたが、1週間ほどLINEをして会う話になった。
本来は男から誘うべきだ。
誘われる立場になって初めて知ったが、これくらい気軽な誘われ方なら行きやすい。
やっぱり自分は女性と接するのが苦手だし、下手なんだと痛感した。

8月3日 デート当日

ペアーズを始めてから最初に女性に会うため、緊張していたのだと思う。
時間を間違えてしまい、ゆっくり向かったけど30分以上早く着いてしまった。
駅近くの神社で蚊に刺されながらも時間をつぶす。

普段は静かな神社だが、お祭りが近いので何やら準備をしている。
どこか遠くでお囃子の音が聞こえる。
8月に入ったが、僕はまだ夏らしいことは何ひとつしていない。

彼女よりも前からLINEでやりとりしてFOしてしまった女性の中にはこのお祭りを見に来る女性も居る。
そんなことを考えたら少し申し訳ない気持ちにもなった。

10分前に駅のタクシー乗り場の近くで待つ。
待っている間、ペアーズの写真やプロフィールを眺めながらどんな人が来るのか考える。

僕は自分の写真を複数登録しているからマッチ後に写真を交換したり、相手に写真を求めるのはいささか不自然だ。
この頃は会う前に電話しておくというのを知らなかったから、どんな女性が来るかは文章でしか想像ができないし、最悪、彼女は美人局で男が来ることもあるかもしれない。
ドタキャンもあるかもしれない。
もしトラブルに巻き込まれても大丈夫なように、なるべく助けを呼べる人目のつく場所に居ようと考えたり…

そんな余計な心配もしながら待っていた。
不安でツイートが増えている。

1900分。待ち合わせ時刻。

LINE「向かっています」

その後10分ほど待っただろうか。
すこしずつ暗くなってきた頃。

彼女「ちゃんですか?」

緊張しているのか声が小さくて聞き取れないが、たぶん僕のニックネームだ。
胸あたりまで長い黒い髪の毛で、いきものがかりの吉岡さんに似た女性がいた。
第一印象はとてもおとなしそうだ。

「こんばんは、M沢です。〇〇ちゃん?」

表情から僕が待っていた女性だというのが判った。

「お疲れ様!じゃあ行きますか」

話を聞くと遅れを巻き返すためにタクシーで来てくれたそうだ。
焼き鳥屋さんまで5分ほど一緒に歩く。
彼女は真横を歩くのではなく、かなり離れて後方を歩いていたりすることもある。

LINEではタメ口でやりとりをしていたので妙に距離感を感じる。

初対面の男性に警戒しているのもあると思う。
それと同時に地元故に同僚や病院の患者さんと街で会うことが多いと言っていたこともあり、男性と歩いているところを見られてしまわないか周囲を警戒しているのだろう。
なんとも田舎的だし、たとえカップルと勘違いされても気にならない男性と思ってもらえていないということに少し自信をなくした。

焼き鳥屋さんは20人居たらいっぱいになるような小さなお店。
OL4人組、サラリーマン3人組が陽気に飲んでいた。
カウンター席に通され、まずはビールを頼み、焼き鳥のセットとサラダなんかを頼んだ。
サラリーマンのほうが近くに居るが、OL達の海外旅行、結婚、付き合っている男の話がこっちまで聞こえてくる。

やはり初めて会った男性と一緒というのはかなり抵抗があるようだ。
横並びに隣同士だが、イスを斜めに引きちょっと席を離した状態で座っている。

お互いの家族の話、仕事の話、付き合っていた人の話をした。
彼女が看護師ということもあり、僕が以前ケガや病気で入院したときの話などもした。
仕事の話を聞くと、年齢的に後輩を育てたり、先輩に気を使ったりするようで看護師さんも大変だなと思った。
そのことを褒めても謙遜し、真面目な人なんだなと感じた。
夜勤もあるし、お盆や年末年始も出勤。
それだけストレスがあってもタバコを吸っていないのが意外に感じた。
よく飲みに行くと聞いたけど、それは頷ける。

最近まで彼氏が居たらしいが、そろそろ結婚を意識したお付き合いがしたいそうだ。
僕の話をすると「結婚観が厳しい」と彼女から言われてしまった。

ある程度慣れてきて、お酒を飲みながらペアーズの話に。
彼女は初めてアプリで知り合った男性と会ったのだそうだ。
また、職場の同僚何人かと同時に始めたというのも教えてもらった。
わざわざそんなことを言うのはアプリの出会いにちょっと負い目があるのだろう。

ということはマッチした人の中に彼女の同僚も居るかもしれないし、帰ったら女同士で僕の話をされるかもしれないと思うと少しぞっとした。

ビールをグラスの半分飲んだところで日本酒のセットを頼んだ。
僕はあまり詳しくないので1種類香りの良いものを選び、2種類は彼女が有名な銘柄を選んだ。
彼女はもう一杯ビールを頼んだ。

お酒が好きだと聞いていたし、もっと飲んでいいよと言ってるけど、ペースを僕に合わせてくれている。
僕はあまりビールに慣れてなくてお酒が進んでなかったのだが、僕が残したビールを飲んでくれるという。
日本酒やビールを同じグラスで飲んだりした。
僕との間接キスは抵抗ないと思ってくれているようだ。

ある程度リラックスしてきていると思うが、お店に入ってから彼女はしきりに左手で髪の毛を触る仕草を繰り返している。
話をしながら目を合わせると髪を触りながら目を逸らされるが、彼女の視線は感じる。
そんな事を何度かしていて、わざとじーっと思いっきり目を合わせてみると、はにかむ彼女。

彼女「年齢不詳だよね」

彼女「思考が読めない」
恥ずかしさを隠すようにちょっと警戒した風に言う。

お酒も食事も一通り食べ終わり、しゃべることもほとんどなくなってしまった。

「まだ飲みたい?」

彼女「XXちゃんはもう飲んだでしょう?私は大丈夫」

「いやいや、本当はもっと飲みたいでしょう?」

「ホントにいいの?もう帰りたい?」

彼女「うーん

「まだ帰りたくない?」

彼女は何も言わずに小さく頷く。

 

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僕は充分酔っ払っていたけど、彼女はやはり飲み足りないらしく次のお店に行くことになった。
どこにでもあるチェーン店の居酒屋に入った。

テーブル席で対面で座る。
お刺身と漬物、彼女はビール、僕はお酒を飲むと眠くなるのでレッドブルにした。

ふざけてわざと彼女に目を合わせてみる。
負けじと僕に目を合わせてくる。
さっきと反応が違う。

僕が恥ずかしくなっておどけてしまった。

彼女「恥ずかしい」
照れながらもいらずらっぽく笑う。

その様子がなんともかわいくて、デートってほんとにいいなぁと思ってしまった。
何年も女性とこんなやりとりをしていない。

あとから考えたら僕は本当に単純な人間で、自分に好意があると思ったらすぐ惚れてしまうようだ。
はにかむ様子を思い出すと何十倍も可愛く思えてしまう。
女性に慣れていないのが原因だと思うが、我ながらバカな男だ。
これはどうもすぐには治らなそう。

しばらくしたら僕も酔いが覚めてきたのでお酒にして二人で2杯目を頼んだ。
2軒目では特に何を話したか覚えていないので他愛のない話ししかしていないと思う。
1軒目以上に仲良くおしゃべりできた。

彼女「ここは私が払います。ちゃんと働いてますので」
会計のとき言われたので奢ってもらう。

帰り道は彼女の家の近くまで一緒に帰った。
もう夜中の1時過ぎ。街は静まり返って僕達しかいない。
ちょっと涼しいくらいの夏の夜道を二人で歩く。
気がついたら会ったときよりも距離が近くなっていた。
家までは解らないが、自転車で5分くらいのところに住んでるということが判った。

「今日は〇〇ちゃんのおかげで楽しくお酒飲めたよ。また飲みに行こうよ」

彼女「うん、私も。また飲みに行こう」

家までの道のりを、余韻に浸りながら歩いて帰った。
笑っている顔やはにかんている顔が可愛いかったなぁ
婚活市場において僕に価値があるのだろうかとずっと考えていたけど、ちょっと自信がついた気がした。
夜風が心地よい。

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付き合うとか結婚するとかそういうことはすぐに考えつかないけど、楽しい時間が過ごせた。
彼女もそう思ってもらえていたらうれしいなと思った。

その後、次に飲みに行く約束をしていたが、Withで知り合った女性と花火大会に行く予定を入れてしまったため、前日にキャンセルしてしまった。

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このときよくなかったのが、別な日に会えないか代替え案を提示しなかったことだ。
花火大会に行けることで浮かれていたのだ。

以降、彼女からはFOをされてしまった。
自業自得だと思う。
なんとも情けない終わり方だ。

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